## page was renamed from WIT2008 スライド #acl ToshinoriMaeno:admin,read,write,delete All:read #format wiki #language ja <> ##attachment:mylogo.png {{{ spam 対策における資源節約 前野年紀 東京工業大学 原子炉工学研究所 鈴木常彦 中京大学 情報理工学部 情報システム工学科 }}} 概要 {{{ spam 送信ホストをより少ない資源で精度よく判別する手法を提案する。 }}} bot の識別に極めて有効な DNS PTR レコード情報ではあるが、 入手するときのネットワークへの負荷が大きい。 そこで、SMTP helo コマンドのパラメタが DNS PTR レコードの代わりに判定材料に使えることを示す。 判別結果は受信拒否、受信受入れ、再送要求などの決定(サイトのポリシー)に利用できる。 spam 判別に有効なもうひとつの方法である牛歩戦術は 受信システムの資源に対する負荷が大きい。 そこで、spam が一時エラー返答に対して再接続を試みる時間が短かいことを利用して、判別する。 これらを合わせて、資源消費の少い spam 判別法を提案する。 ------------------ 以前の発表 [[環境にやさしいspam対策]] {{{ MTA での環境負荷が軽い spam 対策を考察しました。 }}} ------------------ 今回は保留返答をさらに進めて、接続の間隔を監視して判別します。 また、SMTP helo コマンドパラメタを利用することで 逆引きを省略します。 * [[/000 これまでの spam 対策]] * [[/050 DNS PTR 利用]] * [[/100 保留返答]] * [[/200 資源節約]] * [[/300 helo 検査方式]] * [[/400 接続期間判定]] * [[/500 提案]] * [[/800 評価]] * [[/900 課題]] * [[/999 まとめ]] /SlideShowHandOut <>